長引く世界的不安の時代、人類はしばしば古代の予言へと立ち返る。それは未来を断定するためではなく、現在を映し出す鏡としてである。東西の著名な予言者たちによれば、2026年は世界史の分水嶺であり、混乱と衝突が頂点に達した後、新たな循環へと移行する年とされている。
ノストラダムスと東西対立の象徴
16世紀の予言者ノストラダムスは、『予言集』の中で21世紀半ばについて多く語っている。2026年は特に、戦争を象徴する火星が支配する年として際立っている。
「聖なる場所が血で汚され、東から三つの炎が立ち上る」という表現は、現代では台頭する東洋と相対的に衰退する西洋の対立を象徴すると解釈されている。ただし、それは軍事衝突に限らず、経済、技術、通貨、AIを巡る競争を含む。
「西が静寂の中で光を失う」という一節は、エネルギー危機や人口減少、環境転換の重荷を抱えるヨーロッパの影響力低下を示唆している。
巨大な蜂の群れと妥協の兆し
2026年に関する最も謎めいた予言の一つが、「夜に現れる巨大な蜂の群れ」である。蜂は古来より集団の力、規律、協調の象徴とされてきた。
楽観的な解釈では、これは疲弊した大国が最終的に妥協へ向かう兆しとされ、ロシア・ウクライナ戦争の終結や停戦と結び付けられることが多い。
しかしノストラダムスは同時に、一つの戦争の終結が次の対立の種を蒔くとも警告している。血に染まるティチーノ川の描写は、ヨーロッパにおける中立の崩壊を暗示している。
ババ・ヴァンガ:人類が自らと向き合う時代
ブルガリアの予言者ババ・ヴァンガは2026年を明示していないが、弟子たちは2025〜2027年を人類が自らを見つめ直す時期と語っている。
この時代の特徴として彼女は、
- 技術が倫理を追い越すこと
- 災害が偶然ではなく結果として現れること
- 分断と同時に精神的価値の回帰が起こること
を示唆したとされる。
エドガー・ケイシーと世界権力の移動
アメリカの神秘家エドガー・ケイシーは、歴史を文明の循環として捉えた。彼は2025年以降、旧来の中心が衰退し、物質と精神の均衡を保つ国々が台頭すると予言した。
特に彼は、アジアが新たな時代の中心となると述べている。
グエン・ビン・キエム(阮秉謙)の予言:激動の中のベトナム
西洋の予言者が衝突を語る一方、16世紀ベトナムの思想家阮秉謙(状程)は、歴史を道徳と国家の立ち位置から見ていた。
「平時に力を養え、
国は万代に続く」
混乱の中で争うのではなく、内なる力を蓄えることこそが生存の道だと説いた。
「横山一帯、
万代の身を容る」
これは、どちらにも偏らず生き残るベトナムの中庸の知恵を象徴している。
2026年:夜明け前の闇か
ノストラダムス、ババ・ヴァンガ、エドガー・ケイシー、そして阮秉謙に共通するのは、2026年は終わりではなく転換点であるという認識である。
混乱の中で己を保つ国こそが、次の文明の担い手となるだろう。


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