雨の匂いをとどめたブリキ缶

父の古い家を片づけていた日、ア...

明日へ贈る手紙

曲がりくねった道の果て、風が吹...

小さなメイと「ありがとう」を言う森

声を上げようとしない森 むかし...

土曜の午後はお金を受け取らない時計修理店

小さな通りの突き当たりに、二人...

耳を澄ます種

赤い屋根の家の裏手にある庭の隅...

渡し場の番人と決して花開かなかった種

昔々、一年中霧に覆われた谷の果...

古い渡し場の鐘守

新しい橋が開通した日、村人たち...

少女と風を呼ぶ鐘

昔々、緑豊かな谷の奥に、ボーラ...

風の季節のために服を縫うハリネズミの男の子

完成する前の服 緑深い森のはず...

街が眠った後に開く茶店

通りの端に、看板も広告もなく、...

雨の日のために陽だまりの種を取っておく少年

小さな村のはずれには、田んぼを...